親指シフト配列OACO について
親指シフト配列OACO
親指シフト配列OACOはわたしの環境、わたしの配列です。
日本語ワード・プロセッサOASYSに採用された親指シフト配列を元に、個人的にアレンジを加えました。
親指シフトのサイト運営者として、自身の環境は明らかにしたほうがよいとの判断から公開します。ですが、この配列をおすすめする意図で公開するのではありません。
自分の納得する環境をととのえ、そして私自身が満足して使っています。その段階で自己完結しているので、わたし以外の人におすすめする理由はとくにないのです。

その一方で、「Corne V4 で親指シフトですよ」という記事のなかですでにOACOを実行できる書き込み用のファイル(Corne V4用のuf2ファイル)を公開しています。
使われるか否かはともかく実行環境を提供しておきながら、そして親指シフトにかんしていろいろ書いておきながら、自身の環境を詳らかにしないのはそれはそれで変な感じもします。
さらには自分のためにも、この配列の備忘録を残しておきたい、そういう気持ちがありました。
以上の経緯により本記事を書くことにしました。
もちろん、公開するのですから使っていただいて問題はないと、自信をもったうえで公開しています。

わたしは現役の親指シフターです。富士通の親指シフトキーボードで親指シフトの良さを知り、Windows XP 時代の後半くらいから自作エミュレーターなどで親指シフトをつづけてきました。
現在はfoostanさんが作成した自作キーボードCorne V4 Cherryを使っています。ローマ字入力のキャリアも長いのですが、Corne V4 上ではローマ字入力ではなく、Corneのマイコンに組み込んだ親指シフト環境、つまりOACOで本記事も書いています。
ということでこの記事では
- 親指シフト配列OACOの概要
- OACOの設計方針
- けっきょく何を目的として配列を定義したのか
みたいなことを、過去に書き残したメモなどをもとに、まとめました。
レイアウト
基本的にはOASYSキーボードに近い配列、いわゆる親指シフト配列を踏襲しています。
後述しますが、OASYSキーボードのようなシンプルで覚えやすい「かな」レイアウトにしたい、というのが配列の設計方針でした。
シフトなし
シフトなし
ひけはこさ ーにくぉぅぇ
うしかたあ とてのいんぁ
ぬふきせへ そつすほぃ
(っ)、 。「」
シフトなしで、文字キーを単打したときの配列です。
「かな」キーのオーバーライド
ふつうの「かな」配列とちょっと違うのが「かなキーのオーバーライド」です。
私はローマ字入力のキャリアも長いので「ふぁ」「ふぃ」「ふぇ」「ふぉ」など、ローマ字入力ふうに「シフトなしの2打鍵」で打てたほうがいいかもね、と考えました。
OACOは「ふ」も、小文字の「ぁ、ぃ、ぅ、ぇ、ぉ」もシフトなしで打てます。
[X] [ ‘ ](日本語キーボードでは[ : ]) ⇒「ふぁ」
[X] [ / ] ⇒「ふぃ」
[X] [ [ ](日本語キーボードでは[@]) ⇒「ふぇ」
[X] [O] ⇒「ふぉ」

という感じです。
めでたしめでたし。
でも、それだけ?
と思いますよね。
たしかに「ふぁ」「ふぃ」「ふぇ」「ふぉ」だけ「ローマ字入力ふうに2打鍵で打てた」としても、だからなに? うれしいの? みたいな話です。
そこで「かなキーのオーバーライド」と名付けた考え方で文字入力します。
一例をあげるとOACOで「に」は、[U]キーのポジションをシフトなしで打ち込みます。
つぎに、「に」を入力した直後、それぞれ「ぁ」「ぅ」「ぉ」と打ち込みます。
「に」「ぁ」 ⇒「にゃ」
「に」「ぅ」 ⇒「にゅ」
「に」「ぉ」 ⇒「にょ」

という感じです。
母音が共通するキーを拗音に割り当てるローマ字入力風の考え方です。
濁音優先
基本的に「かなキーのオーバーライド」は濁音優先になります。
たとえばOACOで「かな」の「し」は、[S]キーの位置になります。

「し」を入力した直後に「ぁ」「ぅ」「ぇ」「ぉ」と打ち込むと
「し」「ぁ」 ⇒「じゃ」
「し」「ぅ」 ⇒「じゅ」
「し」「ぇ」 ⇒「じぇ」
「し」「ぉ」 ⇒「じょ」
となります。
以下同様に
「き」「ぁ」 ⇒「ぎゃ」
「き」「ぅ」 ⇒「ぎゅ」
「き」「ぉ」 ⇒「ぎょ」
「ひ」「ぁ」 ⇒「びゃ」
「ひ」「ぅ」 ⇒「びゅ」
「ひ」「ぉ」 ⇒「びょ」
です。
※ 「しゃ」「しゅ」「しょ」はもちろん本来のポジションで打ちます。
そして「かなキーのオーバーライド」は濁音優先なのでこうなります。
「う」「ぁ」 ⇒「ヴァ」
「う」「ぃ」 ⇒「ヴィ」
「う」「ぇ」 ⇒「ヴェ」
「う」「ぉ」 ⇒「ヴォ」

これで「ヴァ、ヴィ、ヴェ、ヴォ」もローマ字入力と同様「シフトなしの2打鍵」で打てるようになりました。
ところで
いやいや、ちょっと待って、「ヴィ」や「ヴォ」はわかったけれど、じゃあ「ウィ」とか「ウォ」はどうするの?
と思いますよね。
その場合は「ぃ」「ぇ」「ぉ」のポジションのキーをシフトありで打ちます。
つまり
「う」「ぃ」(シフトあり) ⇒「ウィ」
「う」「ぇ」(シフトあり) ⇒「ウェ」
「う」「ょ」 (もちろんシフトあり) ⇒「ウォ」
という感じです。
昔むかし、私はローマ字入力での「ウィ」の入力方法がわからず、さ迷ったすえに「Yahoo知恵袋」で無事ゲットしたことがありました。
ローマ字入力での「ウィ」に比べるとOACOの方法のほうが覚えやすいと、個人的には思います。
なお、拗音を2打鍵ではなく、シフトありの1打鍵で打ち込むことも理屈上は可能かもしれません。
ですが、ではそれでOASYSキーボードのようにシンプルな配置で楽に打てるようになるのかというと、それはぜんぜん違う話になるかなあ、と思います。
ちょっと話は違いますが、数年前に「3キー同時打鍵で拗音を打ち込む」みたいなレイアウトを見かけたこともあります。
個人的にはノーサンキューです。第一に不自然だと思いますし、第二にそもそも論になるのですが、親指シフトでそれ、ないです。
(柔らかいひかえめな言い方をすると)親指シフトとは別の処理系になってしまうので、このサイトの守備範囲ではなくなります(親指シフトは魔法の杖ではないんです)。
よって現状では「拗音の入力はOASYSキーボードとおなじようにツーストローク(の感覚)で打てるのがよい」と判断したのでした。

ちなみに「かなキーのオーバーライド」のアイデアを思いついたのは2000年をちょっと過ぎたころだったかと記憶しています。
当初はてっきり自分オリジナルのアイデアかと思ったのですが、すでに1980年代に「濁母音キー」とかいうネーミングで他の方がよく似た入力スタイルを提唱していたことをあとになって知りました。
その当時はNICOLAに準拠した「かな」配列で強引に「かなキーのオーバーライド」していたので、拗音の配置がバッラバラで覚えにくいものになっていました。
ですが当時も今も、自分の配列をほかの人に使ってもらうことは考えてなかったので、それはそれで悪くなかったと考えています。
なぜ気に入っていたNICOLA(の「かな」配置)を変更したかの経緯は、またあらためて書くかもです。
親指キーには句読点など
上述のように基本的にOACOは親指キーをすくなくとも2個以上確保できるキーボードを想定しています。ひとつは通常のシフト側の文字を打ち込むため、そしてもうひとつは濁音専用のシフトキーに使うためです。
こんなイメージです。

まず重要な点です。
親指シフトキー自体が”変換”機能を持つことはありません。文字入力中に親指シフトキーを押しても入力した文字を変換しません。親指シフトキーと”変換”機能は互いに独立しています。
そのうえで
各親指キーを単打、すなわち単独で押して離したときには句読点”、。”やカギ括弧”「」”を打ち込めるレイアウトにしています。
シフトなし
ひけはこさ ーにくぉぅぇ
うしかたあ とてのいんぁ
ぬふきせへ そつすほぃ
(っ)、 。「」
左内側の親指キー に読点「、」を割りあて、右内側の親指キーで句点「。」を打てるキー配置にしています。
外側親指キーは(条件付きで)促音入力とカギ括弧の入力です(詳細は後述)。
シフトあり
書いたようにOACOではメインとサブのふたつの親指シフトキーがあります。
メインの親指シフトキーを使った配列が以下のものになります。文字キーと同じ側に位置する親指シフトキーを、同時打鍵します。
なお、同時打鍵と言ってもじっさいには文字キーが先になったり後になったりといったタイムラグが生じますが、そういう時間的なズレをキーボード側で補正するのが親指シフトの仕組みです。
シフトあり
ぴわぱやむ よちりょゅぇ
をみまなも ろらるおっゃ
未ぷめねぺ ゆえれぽぃ
親濁 濁親
シフトあり(濁音)
シフト側の配列その2、濁音用の配列です。
NICOLA標準の方式とちがって、濁音は濁音専用の親指シフトキーと同じ側にある文字キーとの同時打鍵で打ち込みます。
右側キーボードの文字キーならば右手の親指シフトキーと同時打鍵する同手シフトで打ち込みます。
同手シフトで打ちます。
二度書きました。
シフトあり(濁音用)
びげばござ 未ぢぐ未未未
ゔじがだ未 どで予予未未
未ぶぎぜべ ぞづずぼ未
親濁 濁親
上段、いちばん左端([Q]キーの位置)はシフトなしで清音の「ひ」です。
シフト側ではおなじポジションのキーが半濁音の「ぴ」になります。
そして左側の濁音シフトキーでおなじポジションのキーを同時打鍵すると濁音の「び」になります。

同様に
[E]キーの位置にあるのはシフトなしでは「は」、シフト側では「ぱ」、おなじポジションのキーを濁音シフトキーを使って打ち込めば「ば」、になります。
というふうに、清音、濁音、半濁音が原則としておなじ位置のキーで打てます。そして、使用頻度の多い少ないにかかわらず統一したルールで打ち込むことができます。
逆サイドシフト
OACOにおいては濁音は同手シフトで打ち込むので、記号類などを逆サイドシフトに割り当てています。
シフトあり(逆サイドシフト)
未未『』未 未未未未未未
[]「」・ 未未未未未未
未未未未未 未未未未未
親濁 濁親
サイドShift
OASYSキーボードではサイドに位置する通常の(小指を使う)Shiftキーで半濁音などを打ち込む方式でした。
でも私は親指シフトだけでなくローマ字入力のキャリアも長いため、通常のShiftキーを押しながら文字キーを押したときには、アルファベットの大文字にならないと今ひとつしっくりこないのです。
サイドShift
QWERT YUIOP未
ASDFG HJKL;未
ZXCVB NM,./
[P]キーや[ ; ]キーの右隣は英語キーボードを前提とするかそれとも日本語キーボードかによって変わるので未定です。
丸括弧()の入力
ところで、遠い昔のことなのでもしかしたらわたしの記憶違い、勘違いがあるかもしれません。それを前提にしての話ですが、これは富士通の親指シフトキーボードFMV-KB211を使っていたときのことです。
KB211の、親指シフト「かな」入力そのものには不満を感じることなく快適そのものでした。いまでもFMV-KB211はマイ フェイバリット キーボードです。(富士通さん、ありがとう)
ですが、カッコ()の入力にとまどうことがありました。

IMEがオフのときには通常のShiftキーを押しながら数字の[8]キーでカッコ初め”(“、[9]キーでカッコ終わり”)”を入力します。
いっぼうIMEがオンの親指シフト入力時には親指シフトキーと[8]、[9]キーとの同時打鍵でカッコ()を打ち込むスタイルだったのです(と記憶しています)。
IMEがオンのときとオフのときとでカッコの入力方法が似ている。
似ているけれどおなじではない。
この中途半端な相似がかえって混乱のもととなり、打ちにくいなあと感じていたのでした。

でも目を向けてみるとサイドShiftのレイアウトでは、Shiftキーにたいして未定義な文字キーがまだ残されていますね。
未定義な文字キー?
それはたとえば右側の親指シフトキーであり、そして左側の親指シフトキーです。
QWERT YUIOP未
ASDFG HJKL;未
ZXCVB NM,./
(未 未)
IMEがオンかオフかにかかわりなくShift + 親指キーで丸カッコ()を打ち込めます。もともとNICOLA(準拠)ユーザーの頃から使っていたキー配置ですが、調子がよかったのでOACOでもそのまま引き継いだ、という感じです。
補足・親指キーで「っ」とカギ括弧
左親指キー単独で促音「っ」が打てる場合があります。
そして右親指キー単独でカギ括弧が打てます。
どちらも正式なポジションは別のキーです。なのでこれらは、エイリアスとでもいうか、本来のキーのショートカット的なイメージです。
「っ」の入力
本来の促音「っ」は右親指キーと[ ; ]キーの同時打鍵で打ちます。これが正規のポジションです。

【背景】小指の二連打
OACOの場合、たとえば「ジェット」「ファックス」「フィット」などのつづりでは、本来のポジションだとそれほど打ちやすくはありません。
「ぇ」「ぁ」「ぃ」はいずれも小指のポジションですし、促音の「っ」も、通常は小指を使うからです。小指の二連打です。
いやいや、「っ」を打つのに必ずしも右手小指を使わなくてもいいのでは? という意見があるかもしれません。たしかに右手小指を使わなければいけないルールはありません。小指が使いにくいんなら薬指でいいのではないかという話ですよね。
撥音「ん」にかんしては、その通りだと思います。「ん」は「っ」とおなじように右手小指(シフトなし)のポジションに割り当てています(というかNICOLAのキー配置を変えてないだけです)。でも、必ずしも小指を使う必要はないですね。たとえば、「フェンス」の「ん」は杓子定規にムリして小指を使わなくて、薬指で全然いける感じです。
ただこれは私だけなのか他の人もそうなのかはわかりませんが、促音「っ」を打つときはちょっと違います。促音は同手シフトで打つため(わたしの場合は)手の形が決まっている感じなのです。
たとえば「ファックス」と打つときの「ッ」は、小指以外の指を使うのが不自然で、意外とむずかしかったりします。
ということで左親指キー単打で「っ」です。
右側キーボードの文字キーを単独打鍵した直後は、左親指キー単打で促音「っ」を打てるようにしました。

「ジェット」「ファックス」「フィット」、いずれの場合も左親指キー単打で「っ」を打つことができます。
なお、逆サイドシフトの項目に目を通したらおわかりいただけるかと思いますが、キーボード右側の文字キーと左親指キーとのあいだでは、親指シフトは成立しません。
なので右側の文字キーを単打したあと、すばやく左親指キー(ここでは促音キー)を押しても、間違ってシフト側の文字に判定されることはありません。

ただしキーボード左側の文字キーと左親指キーとのあいだではもちろん親指シフトが成立します。
親指シフト配列ですので。

そのうえで、
「左親指キー(に割りあてた「っ」)の次に(左サイドの)文字キーをすばやく押したところ意図せずシフト側の文字が打ち込まれてしまいました問題」(長すぎるなあ)、
この点も実用上はクリアーしています。
なぜセーフか、ということを書き始めるとそれだけでひと記事になるのでここでは書きません。機会があったら別記事で書くかもです。
鍵カッコ「」の入力
鍵カッコ「」の正規のポジションは[D]キー[F]キーをそれぞれ右親指シフトキーとの同時打鍵で打ちます(逆サイドシフト)。
そして正規のキー配置の、いわばエイリアスとして右親指キー単独でも鍵カッコ「」を打てるようにしました。
最初に右親指キーを押したときに鍵カッコ始め”「”が打て、次に押したときには鍵カッコ閉じ”」”が打てます。
必然的に「「 」」のような使い方、つまり鍵カッコのネストはできません。
実験的に実装してみて、予想外にイケてたので、そのまま標準のキー配置にしました。(より詳しくは実装編で書く予定です)
なぜ他人にOACOをすすめないのか?
冒頭で
「この配列をおすすめする意図で公開するのではありません」、とかきました。
理由その1 キーボード
積極的におすすめしない理由はいくつかあるのですが、そのなかでも最大の理由は
キーボードです。
OACOでは基本的にOACO専用のキーボード、あるいは一般的な日本語キーボードと異なるOACOに適したレイアウトのキーボードを想定しています。
親指シフトしたいんなら「ふつうの日本語キーボードなんか使わない」が私の原則です。

上は1980年に世に出たOASYSキーボードのイメージ図なんですが、OACOの場合、なんならOASYSキーボードにとどまりません。
OASYSキーボードよりももっと尖ったキーボード、ハードウェアレイアウトをイメージしています。
たとえばこんなんとか。

それともこんなんとか

近いキーボード、あるにはありますが……。Hillside Keyboard とか。
NICOLAと同様ふつうの日本語キーボードが使えなくはないですし、(やむなく)ふつうの日本語キーボードを使っていた時代もあったのですが、イメージしているのはOACOに特化したキーボードです。
通常配列(ロウスタッガード)か格子状配列(オーソリニア)か、それとも今使っている Corne のようなカラムスタッガードかはまったく気にしません。キゲンよく親指シフトできたらそれでいいだけです。
なにはともあれ
ワタクシ視点では親指シフトに適したキーボードを使える時点ですでにサイコー、
うれしい、ということになるのですが、
その一方で、
「そんな特殊なキーボードを想定した配列なんてイヤだよ」という意見も少なくないかと思います。
はい、では使わないでくださいね、お互いの道を行きましょう 、というのが私のポジションです。

もちもんふつうの日本語キーボードがいいという価値観そのものを否定する気はぜんぜんありません。
そういう価値観をお持ちの方は、ぜひ「ふつうの日本語キーボード」を使ってください。
親指シフトにこだわらなければ世の中には魅力的な日本語キーボードがたくさんありますから、選択肢が多いのはメリットですよね。
また親指シフトする場合であっても、たとえばHHKB Professionalとかなら実用性の高い入力環境が実現できると思います。
ま、HHKB Professionalのいったいどのあたりが「ふつうの日本語キーボード」なんだい? という話はおいといて。
理由その2 動機が超個人的
OACOをおすすめしないもうひとつおおきな理由があります。
そもそも親指シフト配列(≒NICOLA)を再定義した動機が、超個人的なものだからです。
その理由とは
「ぱ」「ぴ」「ぷ」「ぺ」「ぽ」が覚えられなかったから。
ということなんです。
いままでの親指シフト配列( ≒ NICOLA)における半濁音キーの配置が覚えられなかったので、もっと覚えやすいキー配置に変更しよう、というのが自分の環境、配列を定義した最大の理由になります。
じっさいに配列変更に至るまでの経緯は半濁音だけが理由ではないのですが、とにかく他の人に使ってもらおうとは考えていないのです。
基準はあくまで自分が覚えやすい配列にしよう、ということでした。
「万人のための」理想の配列を求めて「かな」のポジションを再定義する、といったような立派な理由はこれっぽっちもありません。

主として上に書いた2点がOACOをおすすめしない理由になります。
なお、本来の親指シフト配列(≒NICOLA)の魅力にかんしては、「親指シフト配列・NICOLAっていいよ、と言いつつ、NICOLAにしないアレな理由」という長〜いタイトルの記事に書きましので、よろしければお読みください。
配列OACOの考え方
上述のように、配列の基本的な考え方はOASYSキーボードの継承です。
より具体的には以下の3点になります。
- シンプル
- オーソドックス
- 確実性
です。
1,シンプル
OASYSキーボードの配列、親指シフト配列の良さはそのシンプルさにあったと思います。
もともとOASYSキーボードでは清音(たとえば「は」)、濁音(たとえば「ば」)、そして半濁音(たとえば「ぱ」)はすべて同じキーで打つことができました。
加えてそれらの「かな」を入力するための操作も同じです。具体的には「は」はシフトなしで、「ば」はおなじキーをシフトあり(逆サイドシフト)で、そして半濁音の「ぱ」はやはり同じキーをシフトあり(通常Shift)で入力します。

「ひ」や「ふ」のように使用頻度の低いキーでもおなじです。「ひ」はシフトなし、「び」はシフトありで打つ、ということになります。
使用頻度の低いキーでも、と書きましたが、むしろ使用頻度の低いキーだからこそ、共通のルールが存在することに意味があると思います。
使うことがすくなくても操作に一貫性があるので迷いがない、結果として書く中身、コンテンツに集中できると思います。

OASYSの考え方を受け継いだOACOもまた、原則的には清音(たとえば「は」)、濁音(たとえば「ば」)、半濁音(たとえば「ぱ」)すべて同一キー、共通の操作で打てるようにしました。

例外の「かな」
ただし濁音にかんしては例外の「かな」がたったひとつあります。
それが「ち」です。
もちろん「ち」に濁音がつく「ぢ」という表記が消滅したわけではありません。ですが、日常的にはたんに「使用頻度が低い」という表現を超えて、ほぼ使われなくなった「かな」であると判断しました。
たとえば「時の記念日」などでその名を目にする「天智天皇」は、ほんらい「てんぢ天皇」ですが、教科書などでは「てんじ天皇」と表記していると聞いたことがあります。
旧仮名遣いの「〜ぢゃないか」みたいな書き方をする人も皆無ではないでしょうが一般的とはいえませんし、良い悪いの話はヨコにおいといて「ちぢむ」を「ちじむ」と書く人も増えていると聞きます。
なにより私自身が日常的にはほぼ使わないのが「ぢ」です。
使用頻度が低い「かな」ではなく、ほぼ使わない「かな」が「ぢ」であるという判断のもと、「ち」はシフト側の文字として定義しました。
しかしそれ以外は、シンプルで一貫性のあるOASYSキーボードの理念をOACOは踏襲しています。
2,オーソドックス
1970年代後半、親指シフトキーボード開発スタッフは実験キーボードを使ってあらゆる指の組み合わせで同時打鍵を試してみました。
その結果
「同じ側の親指とほかの指の組み合わせでの同時打鍵がいちばん自然」
という結論に到達しました。(参考記事「なぜ親指でシフトしたのか」)
これがイチ企業のイチ開発部門の結論で終わらなかったことは1980年に登場した日本語ワード・プロセッサOASYSと親指シフトキーボードがまたたく間に大半のシェアを占め、その後熱狂的とも言える親指シフトキーボードのファンを生み出した事実が裏付けているかと思います。

ヒトがものをつかむ、という自然で無理のない動作に合わせた入力方式。OACOはこの入力スタイルを踏襲しただけでなく、さらに敷衍してすべての「かな」を「同じ側の親指とほかの指の組み合わせでの同時打鍵」で打ち込む入力スタイルを採用しています。
そのうえで
デメリットあり、です。
【OACOにおける濁音入力の問題点】
文字キーと同じ側の親指キーを同時打鍵して濁音を打つ。
この入力スタイルによってOASYSキーボードに存在しなかった新たなデメリットが生まれました。
OASYSキーボードと違って濁音を専用のシフトキーで打つスタイルのため、
「親指が連続して異なるキーを打鍵する」
というOASYSキーボードでは存在しなかった新たな欠点が発生するからです。
下の図は一時期私が使っていたキー配列(NICOLA準拠の配列)に近いものです。真ん中のSpaceキーに濁音シフトの機能をもたせ、Spaceキーのサイドに位置するキーには親指シフトキーとして動作するように設定していました。

同手シフトで「でも」と打つと、おなじ左親指が連続して違うキーを叩くことになります。
もちろん、試す前からわかっていました。
なので最初のころ(NICOLA準拠ユーザーだった20年ほど前)は、同手シフトでの濁音入力はあくまでもオプションとして実装していたのでした。「ので」のような特定のフレーズのときだけ使えればいいと考えたのです。
下の図はふつうの日本語キーボードを使っていた時期のキー配置です。

まず本来の逆サイドシフトでの濁音入力はそのまま使えるようにしました。そのうえで、濁音専用のシフトキーを使った同手シフトでの濁音入力もできるように設定しました(当時は自作エミュレーターで親指シフトしていました)。
同手シフトと逆サイドシフト、どちらが自分にとって自然な方法なのか、試してみるだけでも試してみよう、もし自分に合わなかったらそのときはやめたらいい、と考えたのでした。
予想どおり使い始めのころは親指の連続異打鍵が気になりました。というか、最初は実装しただけでほとんど使わなかったと思います。
ところが、慣れてくるにつれ同手シフトで濁音を打つことがしだいに多くなっていったのです。最初は違和感を感じた連続異打鍵も気にならなくなっていきました。
とくに意識したわけでもないにもかかわらず半年ほど過ぎたときには、すべての濁音は同手シフトで打ち込むように変わったのでした。
この方法が「自分の性分に合っているから」とも言えますが、やはり同手シフトというスタイルそのものが本質的にヒトに向いたやりかた、 オーソドックスな方法なんだろう、というのが私の結論です。
以上の経験をもとにNICOLAと異なる、あらたな「かな」配列を決めるさい、以下の点に留意しました。
- 「親指が連続して異なるキーを打鍵する」ことがNICOLAより少なくなるように配置した(最小になるように、ではないです)。
- 「で」「が」「だ」など、使うことが多い濁音はホームポジションに配置し、親指以外の指が動かないように設定した。
- そのうえで、NICOLAに寄せる。本来の親指シフト配列(≒ NICOLA)がよくないとは、これっぽっちも思っていない。なので目指したのはNICOLA以上、ではなく、なるべくOASYSキーボードのキー配置に合わせることにした。
という感じです。
ただし③の「OASYSキーボードを母体にした配列」「NICOLAに近い配列」にしてしまったため、副作用が出てしまいました。正統派NICOLAユーザーがOACOを覚えるのは絶望的に難しい(だろう)という問題です。
私の場合OACOを使いはじめる前に一定期間ローマ字入力していたのですが、それでもNICOLAの手続き記憶というのか、強烈な「脳内NICOLAバイパス」が顔を出してきて、慣れるまではけっこう悩まされました。とくに「タ行」を身につけるまでが、もー大変、でした。
3.確実性
文字入力の確実性です。
書いたように1980年代、親指シフトキーボードは多くの好意的、あるいは熱狂的ともいえる支持者を獲得した経緯があります。それにかんしてはいろいろな人がいろいろなことを過去に発言してきていて、わたし自身もいろいろなことを書いてきました。
ですが、突きつめるなら「確実な文字入力」こそが、親指シフトキーボードが支持されたさまざまな要因のなかでも、いわば土台であったと考えます。

でも1980年代当時のすぐれて政治・経済的な背景もあって、ある段階で「確実性より汎用性」を選択してしまったのが歴史的事実だと考えています。
汎用性を体現したのが変換キーと親指シフトキーを共用する「変換キー共用型NICOLA」でした。これは本来の親指シフトに制限をくわえ、(1980年代後半の)フリーライセンス版・親指シフト、機能限定バージョンの親指シフトとして生まれた、というのがわたしの理解です。(参考記事「親指シフトは新JIS配列の夢を見るか」)
「そーらみろ、やっぱり駄目だったじゃないか」的な言い方に受け取られるのは本意ではありません。むしろ、当時の状況、時代的な制約などを考えると「親指シフト普及のために汎用性が大事」という結論にいたったのもやむを得ない側面があったと思います。
でも感情や思い込みや社会情勢や政治・経済をいっさい抜きにして、理屈で考えるとそのスタイルはおかしいですよ、という話をこれまで書いてきました。
そして理屈ばかりの「能書きタレ男ちゃん」になりたくなかったので、Corne V4のような現代的なキーボードでOASYS環境を再現し、その経過をまとめた記事も書きました。(参考・「マジで親指シフトする3秒前」)

そのうえで、OACOはわたし以外の使い手をいっさい想定していません。なので「汎用性」を考慮する必要もありません。
わたしにとってキーボードはただの「書く道具」、
である以上、本来のOASYSキーボードが有していた「確実な文字入力」の再現にこだわりました。
日本語ワード・プロセッサ「OASYS」に搭載された親指シフトキーボードと同等の操作性をなんとか再現したい、というのが長年の思いでもありました。
そのため、親指シフトキーには一般的な[変換]キーではなく、句読点「、」「。」キー、カギ括弧「」などを割り当てました。
なぜ親指キーに句読点「、」「。」なのか
上で書いたように1980年代の後半からそれまでのOASYS方式に取って代わって変換キー共用型NICOLAがフレームアップされてきました。変換キーと親指シフトキーを共用する方式です。
ただしこの方法、つまり親指キーに[変換]キーを素直に割り当てた場合は、「変換したつもりなのに変換せずにシフト側の文字が出てしまう」という現象からまぬがれません。なので、
- 「タイミングによってはシフト側の文字を出力する代わりに変換したことにする」
言い方を変えると
- 「シフトの有効範囲を狭めることで変換キーを打ちやすくする」
という処理をおこなってきたのです。それが親指キーと変換キーを共用する「変換キー共用型NICOLA」の実態です。
ですが、そもそも親指シフトの根っこにある考え方とは
「シフトの有効範囲を広くしてタイピング時の誤差を掬い取ろう」
というものなんです。
- OASYSキーボード : シフトの有効範囲を広く取ってタイピング時の誤差を掬い取ろう
- 変換キー共用型NICOLA : シフトの有効範囲を狭めることで変換キーを打ちやすくしよう
目的が違うので仕方がないのですが、タイピングにフォーカスした場合には両者のあいだに明らかに矛盾が生じています。
変換キー共用型NICOLAの登場は親指シフトの歴史のなかでも闇夜のなかの光、というか、救世主的なイメージがあったのは間違いないです。なので、上のようなことを書くと気分を害する人がいらっしゃるのはわかります。
でも感情の話は横においといて「理屈で考えるとおかしい」というのはこの部分なんです。

以上の理由によりOACOでは親指シフトキーに”変換”機能は割りあてません。”変換”ではなく、カギ括弧「」や句読点を割り当てています。
句読点やカッコ類なら大丈夫なのか、という質問に対するわたしの答えは、
YESです。
句読点やカッコなどの区切り符号を親指キーに割り当てた場合には、
「シフトの有効範囲を狭めることで句読点キーを打ちやすくする」
ような処理を入れる必要がないからです。
親指シフトキーを単独で押し(て離した)たときのみ文字入力を有効にする方式です。このようなスタイルでもストレスのない実用的な文字入力が可能になります。

とはいえ
では
「なぜ親指キーに[変換]や通常の「かな」を割り当てるのははアウトで、[句読点]キーに限ってセーフなのか原稿用紙400字以内でにまとめよ」
と言われてもできません(爆)。
このスタイルを20年以上つづけていてとくに問題ないから、くらいのことしかいえません。
そのうえで、強いて説明すると以下のような感じになるかもしれません。
通常の「かな」キー、あるいは[変換]キーはそれ自体がひとつの文(センテンス)を完結させるための構成要素、つまりセンテンスの内側に属すると考えることができる。
それに対し、句読点あるいはカッコ「」などの区切り符号はセンテンスとセンテンスをつなぐもの、言い換えればセンテンスの外側に位置するとみなせる。
区切る、という意識が入るせいか、文章を打ち込むさい前に押したキーが完全に離されてから句読点(区切り符号)を打ち込むスタイルでも、とくにストレスを感じることはなくなる(もしくは、そのスタイルに容易に慣れることができる)。
結果として句読点やカッコ類の区切り文字は親指シフトキーとの親和性が高く、共用しても親指シフトほんらいの文字入力特性を損なわせることはない。
のかなあ、という感じです。
でも
「いやいや、それだってあなたの主観にすぎないよね」といわれたら
ま、そのとおりですね、という答えにはなります。
NICOLAと比べての特性はいずれまた別記事で。
で、結局のところNICOLAと比較してどちらが入力効率が高いのか、興味を持つ人もいるでしょう。
結論。変わらん(爆)
のじゃないかと思います。
そもそもNICOLA以上の入力効率を目指していませんので。
そのうえで
わたしにかんして言えば圧倒的にNICOLAです。
え?
でもそうなんです。わたしがまだ正統派親指シフターだった時代、富士通の親指シフトキーボードをがんがん使っていたころは体力、瞬発力、反射神経どれをとっても黄金時代でした。あんなに爆速でタイピングできた時代は二度とこないでしょう。

それでもNICOLAではなくOACOを選ぶ理由は、ただただ、自然に楽に打てるからです。
けっきょく何を求めての新配列なのか?
おそらく多くの人は
「ふつうにローマ字入力できれば十分」
と、思ってますよね。
じつはわたしもその考えに近いです。
目指したのは銀河系最速の新・親指シフト配列
その名も「阿修羅〜」
とかではなく、
「ふつうに親指シフトできたらいいじゃん」
という考えから生まれたのがOACOです。
ふつうに「かな」打ちしたいだけです。
OACOは、いままでの親指シフト(≒NICOLA)と違って濁音を同手シフトで打つ構成です。
ここも奇をてらったわけでも向こう受けをねらったわけでもなく、そのほうがわたしにはふつうだった、という話です。

ちなみに配列を考えたのは富士通が親指シフト撤退を表明する前の2018年〜2019年ころだったと記憶しています。
ところが、配列を考えた時点ではまったく知らなかったことを、わりと最近になって知りました。
親指シフトキーボードのプロトタイプは濁音を同手シフトで打つ構成だったのですね。(びっくりしたことは「特許出願でわかったOASYSの親指シフト」という記事のなかで書きました)

「かな」の使用頻度について私の考え方
OACOでは一般的な「かな」配列と違って「ぁ、ぃ、ぅ、ぇ、ぉ」のような使用頻度の低い「かな」をシフトなしに配置し、使用頻度の高い「ゃ、ゅ、ょ」をシフト側に配置しています。
このような「かな」配置はセオリーと反するというのが一般的な考え方かもしれません。
「かな」配列・戦国時代?
まだ日本語入力の行く末がわからなかった1980年代は国や企業が資金を投じて本格的に「かな」配列を研究していた時代でもありました。そして1986年、当時のスタンダードだったJIS「かな」配列に変わるものとして、ときの通商産業省、工業技術院はあたらしいキーボードを考案しました。
約5年の実験や資料収集期間のすえJIS86配列(新JISキーボード)を「ありうべき理想の配列、キーボード」として国が正式に制定したのでした。(参考記事・「新JISキーボードの時代」)
JIS86配列は教科書などを中心に「かな」の使用頻度を調べていってとにかく使用頻度の高い「かな」をシフトなしに配置し、残りをシフトありとする、という方針で配列を策定しました(参考 「JIS C 6236-1986」規格書より)。
こういった設計思想に対する私の意見は「JIS「かな」配列あれこれ」のなかで書いたのでここでは繰り返しません。
ただ、なんといってもオカミが定めた配列です。なのでJIS86配列そのものは普及しなかったものの、その設計思想は正しいということになったようです。
JIS86配列の制定直後に提唱された中指シフト方式「花」だとか、東大と産業界が一体となった壮大なTRONプロジェクトから生まれたTRONキーボード(及びTRON配列)などは、ほぼおなじ設計思想の配列なのだと考えます。
OACOもまた「かな」の使用頻度みたいなものをある程度までは考慮しています。
OASYSキーボードの持ち味である「濁音に変わりうる清音はシフトなしへ」という大原則を踏まえつつ、なるべく使用頻度の高い「かな」をシフトなしに配置してはいます。
ですが、その一方で
「あまりこだわらなくていいかなあ」
というのが私の率直な意見です。
親指シフトかプリフィクス・シフトか?
JIS86配列はプリフィクス・シフト方式です。つまりシフト側の文字を「シフトキー、文字キー」の順に2打鍵で打つ方式です。なのでシフトの回数が多いか少ないかでトータルの打鍵数に明確に差が生じます。
中指シフト「花」も中指プリフィクス・シフト方式ですし、そして一部で誤解されているようですがTRONキーボード(及びTRON配列)もまた本来は(親指)プリフィクス・シフト方式を前提としています。つまりシフト側の文字を2打鍵で打つ方式です。
※ 2007年頃にパーソナルメディア株式会社から販売されたμTRONキーボードではNICOLA方式でTRON配列が実装されていた(らしい)ので一部で誤解があるようです。本来のTRONキーボードはNICOLA方式ではなく(親指)プリフィクス・シフト方式です。TRONキーボードにかんしてはいずれまた別記事で。
プリフィクス・シフト方式を前提とした上の配列と異なり、親指シフトはシフト側の文字もシフトなしで打ち込むときとおおきな差が出ることは比較的少ないです(というより、それこそが親指シフトキーボードが開発された経緯でもあります)。
もちろんシフトのあり・なしでまったくおなじということはなく、とくにシフトがつづく場合には打ちにくいときもあるのですが
そのうえで
「あんまり気にしなくていい」
と思いますね。
よーするに私の使う配列
小書き文字以外にも、たとえばOACOでは「あ」をシフトなしにして、「あ」よりも使用頻度の高い「な」をシフトありにしています。
JIS86配列的な世界観から見れば
「けしからん」
ということになるのかもしれません。でも、ここも気にしなくていい、と思っています。
キーボードをタイプするのはマシンではなく、私です。
タイピング・マシンに捧げるバラは持ち合わせていないぜ(って何を言っているんでしょうか)。
「な」ではなく「あ」をシフトなしにした理由は、じっさいに使っていてそのほうがしっくりきたという主観に依っています。
だって「あ」がシフトなしのほうがいいんだから
という超個人的な感覚にもとづく配列が、OACOなんです。